トランプさんから学べること

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まさかの結果となった米大統領選ですが

私も完全に想定外でした。

 

 

日本政府はトランプ氏の発言に対して

これから一喜一憂どころか

オタオタせざるを得ないことになるんでしょうが

まあ、それはそれとして政治家の先生方のお手並み拝見ということですね。

 

 

で今回、私がしたり顔で語るつもりはないんですが

なぜ、トランプさんが過激な発言で一見嫌われ者のように

扱われながらも、常識人の予想を覆して

大逆転というか、今回の結果になったのかということについて

ネットビジネスとの関係で話してみたいと思います。

 

 

結論から言うと、ターゲティングとその悩み・不安に

上手に訴求できた結果が大当たりしたということですね。

 
現状に不満を抱く人々の「怒り」と「恐怖」を煽って

人間の本能的防御メカニズムに訴えるという巧妙な手法です。

 

 

現状への不満や怒りとは、必ずしも、失業者や困窮者ということではなく

地方に住む白人の非知識者層、つまり高卒の白人肉体労働層ですね。

 

 

黒人大統領になって黒人やヒスパニック系の増加により

少数派となった白人層だが

依然として、非白人層との間に軋轢があれば、「人種差別だ」と

責められるのは決まって白人だし

雇用や教育面で優遇されるのも黒人やヒスパニック系な訳です。

 
黒人大統領の下で、「我々だけが割を食わされている」という意識が芽生え

さらには、移民によって職が奪われているにもかかわらず

「政府は何もしてくれない」「俺たちだけが割を食っている」という怒りと

移民によって職を奪われるという恐怖にさいなまれていたわけです。

 
人間は良識・常識よりも感情を刺激するコミュニケーションに動かされます。

そして、感情には「喜び」や「驚き」「悲しみ」といったものがあるが

人を最も突き動かすのが「恐怖」、そして「怒り」です。

 
こうした感情を理解し、そこに訴求した「過激な発言」は

人間の根源的生存欲求にダイレクトに働きかけたということだろうと思います。

サイレントマジョリティだったはずの非知識白人層を覚醒させ

トランプ支持者として、逆襲に駆り立てた・・・ということです。

 
トランプさんは

「あなたの職は失われてしまう。」

「移民のせいで、犯罪が横行している。」

「このままであれば、アメリカは滅びる」

そして

「これを救えるのは私しかいない」と訴求したわけです。

 

 

その際「共通の敵」を作り、徹底的に批判することも忘れなかった。

メキシコからの移民流入、中国の為替操作、日本への防衛支援や関税不平等などなど。

 
このことから見えてくるのは

目の前に示された事柄だけにとらわれ

全体を俯瞰手沁みることができない情報弱者には

デフォルメされて少しゆがんだ情報であっても

容易に信じ込ませてしまうパワーがあるということ。

 

 

人間は思っているほど理性的ではなく

やはり自分の耳に心地よい話しか聞き入れず

簡単にウソに騙され

合理性に乏しい決断をしてしまう悲しい生き物だということ。

 
つまりは、トランプさんの「宣伝による集客」と「教育」が

見事に功を奏したことになるわけです。

 

 

こんな観点で今回の大統領戦でのトランプさんを見てみると

ビジネスの本質が見えてきたりすると思います。

 
でも、防衛費の日本の全額負担とか

新たな不安材料は払拭できないですよね。

 

 

トランプさんの今回の一連の行動が

「大統領になるためだけのパフォーマンス」であり

就任後は、意外と常識的なリーダーに変身することを期待したいですね。


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